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脳科学・神経科学を網羅的に学ぶ必読書
カンデル神経科学は、脳科学・神経科学分野のバイブル的存在。2014年4月に日本語版が出版され、英語や医学用語が得意でない方にも大変読みやすくなりました。脳科学、神経科学について学ぶなら絶対に持っておきたいおすすめの一冊。
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System/360(S/360、システム/360、システムさんろくまる)は、IBMが1964年4月7日(日本では翌4月8日)に発表したメインフレーム コンピュータのシリーズである。1965年から1977年まで出荷された。
あらゆる用途をカバーするファミリを形成し、小型から大型まで、商用から科学技術計算まで使われた。コンピュータ・アーキテクチャの確立により、IBMは互換性のある設計で様々な価格のシステムをリリースすることができた。最上位機種以外は命令セットをマイクロプログラム方式で実装しており、8ビットのバイト単位のアドレス指定、十進数計算、浮動小数点数計算などを備えている。
コンピュータ・アーキテクチャと実装を明確に区別した最初のコンピュータシリーズである。System/360の設計責任者はジーン・アムダールであり、後に独立してアムダール社を設立した。
プロジェクトマネージャはフレデリック・ブルックスで、責任者は会長のトーマス・J・ワトソン・ジュニアである。ワトソンのもう1人の副官であるジョン・R・オペル(英語版)もSystem/360の立ち上げに深く関わった。
それまでのコンピュータは、主に事務処理や入出力処理用の小型機(IBM 1401など。衛星プロセッサとも)と主に科学計算用の大型機(IBM 7090など)で、それぞれ別々の命令セットアーキテクチャで作られる(専用機)のが普通で、OS(オペレーティングシステム)のようなシステムプログラムはモデル別に開発され、大型のモデルに変更するなどするとアプリケーションプログラムは再利用できなかった。
System/360は、最下位モデルから最上位モデルまで命令セットアーキテクチャを統一し、基本的にはシリーズ内のどれかで動くプログラムは、全てのモデルで動く(汎用機)。
また、様々なソフトウェアを入れ替えることにより、多種多様の業務に対応できるとも言える。「360度(円の角度)、様々な業務に対応できる」という事で、360と付けられた。構成によっていくつかのサブモデル(360/40など)がある。また、360の後継としてSystem/370シリーズがある。
汎用コンピュータとしては、このコンピュータが初ともされる。
System/360開発プロジェクトには多額の費用がかかっており、フォーチュン誌による “$5 billion gamble” という表現の示すとおり、IBMはSystem/360に社運をかけたと言っても過言ではない(2002年の価値に換算すると280億ドルつまり約3兆円)。そして、IBMは賭けに勝ったのである。同時期のあのアポロ計画の予算が250億ドルである。
System/360は、IBM をメインフレームの巨人メーカーへと育て上げた。当時のメインフレーム市場における IBM の強さを「白雪姫と7人の小人」とたとえているものもある。1967年頃には、大型コンピュータにおける米国メーカーの出荷高の7割以上を IBM が占め、他社を圧倒してメインフレーム市場をほぼ独占する。他の7社は、UNIVAC、Honeywell、GE、CDC、RCA、NCR、バロースで、数%ずつのシェアを分け合った。