共進化(Co-evolution)

共進化(Co-evolution)とは、一つの生物学的要因の変化が引き金となって別のそれに関連する生物学的要因が変化すること。古典的な例は2種の生物が互いに依存して進化する相利共生だが、種間だけでなく種内、個体内でも共進化は起きる。

シマウマとライオンの関係でいうと、シマウマは走るスピードが非常に速い。ライオンは鋭い爪や牙があり、ものを捕まえる能力に非常にたけている。しかし、ずっと昔のシマウマやライオンは今ほど速くも強くもなかったはずです。そういった中でライオンも楽をしたいという場合、足の遅いやつを捕まえますよね。そうしていくと足の遅い遺伝子は集団からどんどん消えていって、速いものが残っていく。ライオンが楽をしようとすればするほど、シマウマは足が速くなるという、ライオンには矛盾した結果ですが、ライオンだって、このままじゃいけない。素早く知能を働かせて、さらに爪や牙も強くしなければならない。この繰り返しが共進化、お互いがお互いを進化させるという考え方です。

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