デッドコピー

デッドコピー(dead copy)とは、部品を型取りして模造を作ること。

既存の工業製品、商品などの構造・仕様を、完全に、もしくは殆どの部分で踏襲して、元の製品・商品の権利者の適切な許認可を得ることなく複製した模造品のこと。

半導体業界におけるセカンドソース契約を結ばずに、オリジナル製品の仕様を元に造られた模倣品の蔑称。ソフトウェアにおいて、正規の手続きをとらずに模倣・複製されたもの。

対義的に正当性・適法性を伴った複製品・複製行為を指す用語としては、「ライセンス製品」、「純正製品」、「レプリカ」等が挙げられる。

固体部品をデッドコピーするときは、"摩耗"に注意

現物の部品を外して、部品を型取りして模造を作る。しかし、実際に作ってみるとうまく合わない。原因を探るため、その部品が理論計算上の寸法に合っているかどうか計算してみたら、理論計算値と違っている。部品というものは使っているうちに摩耗しますから、製造時本来の寸法ではないわけです。そのため、デッドコピーをした際は、理論値との整合性をすべて検証する作業が必要となる。

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